胡椒は料理には欠かせない調味料であり、どこのご家庭でも頻繁に使用されていると思います。
挽かれた状態で売られている粉末状の胡椒は、すぐに振りかけられて便利なのですが、風味がかなり失われています(※)。
一方で、ホールの胡椒を購入してペッパーミルで挽いて使用する場合は、ひと手間かかりますが、風味は断然良くなります。
今回は、ペッパーミルの中でも特に口コミ人気の高かった”京セラ”、”OXO”、”ラッセルホブス”などのミルを実際に使用し、
使い勝手 / 出来栄え / 見た目(デザイン) の3項目を評価して、おすすめのランキングを付けましたので、これから購入をお考えの方は参考にしてみてください!
(はじめに)ペッパーミル電動・手動どちらがいい?
ペッパーミルを購入する際に「電動」「手動」のどちらにするか悩まれる方が多いと思いますので、
まずはそれぞれのメリット・デメリットを簡単にご紹介します。
電動ペッパーミルのメリット・デメリット
電動のミルは出てくる(挽かれる)量が多いです。
胡椒好きではない限り、1~2人分の料理を作る場合は出すぎと感じるかもしれません。
また、受け皿付きのものでないと、胡椒がこぼれてしまうので注意が必要です。
手動ペッパーミルのメリット・デメリット
電動ミルとは逆に、1度に挽ける量が少ないと感じる方もいるかもしれません。
1~2人分の料理を作る場合はちょうどよい量が挽きやすいと思います。
どれが最強?ペッパーミルのおすすめランキングを発表!
それでは気になるおすすめランキングを発表します!
”使い勝手”、”見た目”(デザイン・大きさ)、”コスパ”の3項目を10点満点で評価しました。
コスパの良い商品が総合で上位になる結果となり、
その中でもおすすめしたいペッパーミルの第一位は京セラ セラミックミル(手動)です!
自動程速く挽くことはできませんが、コンパクトで軽い力で楽に挽くことができるなど、全体的に評価の高いミルです。
(※)商品名をクリックすると詳細内容の紹介記事に飛べます。
商品 | 使い勝手 | 見た目 | コスパ | 総合 | |
1位 | 【京セラ】 手動セラミックミル (参考価格 1,100円) | 9 | 8 | 9 | 26 |
2位 | 【アスベル】 フォルマ セラミックミル (参考価格 1,100円) | 8 | 7 | 9 | 24 |
3位 | 【エフエイト】 電動マルチミル (参考価格 2,399円) | 8 | 6 | 8 | 22 |
4位 | 【ラッセルホブス】 電動ミル (参考価格 3,300円) | 8.5 | 7 | 6 | 21.5 |
5位 | 【プジョー】 ペッパーミル (参考価格 3,600円) | 7 | 9 | 5 | 21 |
6位 | 【オクソー】 グラインダーシェーカー (参考価格 3,300円) | 7.5 | 7 | 6 | 20.5 |
7位 | 【京セラ】 セラミック電動ミル (参考価格 3,000円) | 8 | 5 | 7 | 20 |
8位 | 【ダイソー】 ペッパーミル (参考価格 110円) | 1 | 7 | 10 | 18 |
以下では、それぞれのペッパーミルの詳細をご紹介していきます。
(記事の最後に、片手で挽ける卓上ミル【One hand Cool Grinder】のご紹介もあります!)
【ペッパーミルのおすすめ】各商品の詳細を紹介!100均は使える?
【1位】京セラ 手動セラミックミル
【サイズ】高さ13cm 幅5.3cm
【容量】40ml
【参考価格】1,100円
ペッパーミルの中では高さ、幅ともにコンパクトで、収納しやすいサイズ感になっています。
蓋を外してから使用します。蓋は軽い力で開け閉めできます。
本体上部の調節ネジで、粗さの調節ができます。
蓋を開けたらすぐに調節できるところは良いですが、
どのくらい捻ったらどのくらいの細かさ・粗さになるのかが分かりづらいところが少し使いづらいかもしれません。
口は小さめですが、詰め替えには問題ありません。
また、容量40mlとコンパクトな大きさですが、しばらく詰め替えなくてよい程度にはたくさん入ります。
実際に京セラのセラミックミルで挽いてみました。
動画ではちょっと詰まっているようにも見えますが、実際はそんなことはなく、軽い力で挽けます。
電動ではありませんが、数回捻るだけで必要量挽くことができると思いますので量や挽きやすさの点では問題ないかと思います。
粗さ調節をしながら胡椒を挽いたのが下の写真になります。
< まとめ >
・他のミルに比べて安い◎
・コンパクトでよい◎
・胡椒の挽きやすさはもちろん、蓋の開け閉めや補充の簡単さなど、
総合的にみて使い勝手抜群!◎
使い方の詳細などは以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください!
■参考記事
>> 京セラ ペッパーミル(手動、電動)の使い方や評判・口コミ、分解方法を紹介!
【2位】アスベル フォルマセラミックミル
【サイズ】高さ13.5cm 幅6.2cm
【容量】140ml
【参考価格】1,100円
本体上部の調節ネジで、粗さの調節ができます。
京セラの手動セラミックミルと同様に、蓋を開けたらすぐに調節できるところは良いですが、
どのくらい捻ったらどのくらいの細かさ・粗さになるのかが分かりづらいところが少し使いづらいかもしれません。
詰め替え時、容器の口が大きいのでとても入れやすいです。
容量は140mlと京セラの3倍以上にたくさん入ります。
個人的にはもう少し容量小さくていいのでコンパクトな方がよかったなーという印象です。
実際にフォルマセラミックミルを使用してみました。
手動ですが、軽い力でたくさんの胡椒を挽くことができます。
粗さ調節をしながら胡椒を挽いたのが下の写真になります。
< まとめ >
・他のミルに比べて安い◎
・挽きやすさは問題なし〇
・蓋の開け閉めがしづらい×
・サイズが大きい(私にとってはもっとコンパクトなほうがありがたいので×)
使い方の詳細などは以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください!
■参考記事
>> 【フォルマの岩塩・スパイスミル】粗さ調節ができ大容量!
【3位】エフエイト 電動マルチミル
【サイズ】高さ18cm 幅5.5cm
【容量】40ml
【参考価格】2,399円
下は直にミル部分になっており、受け皿はありません。
置く場所を選ばないと挽いた胡椒の残りが落ちてしまいます。
ミルの粗さ調節は、本体下部の調節ネジで行います。
こちらもどのくらい捻ったらどのくらいの細かさ・粗さになるのかが分かりづらいところが少し使いづらいかもしれません。
ホール胡椒を入れる際は、まず外カバーを外し、続いて中にあるロックを解除する手順になります。
容量は京セラ セラミックミルと同じ40mlです。
京セラの場合はコンパクトなので良いですが、
エフエイトの電動マルチミルは大きさもあり、カバーを開けるのも手間ですなので、もう少したくさん入ってほしいですね。
実際にエフエイトの電動マルチミルを使用してみました。
片手でボタンを押すだけなので楽です。そして電動なのであっという間にたくさん挽けます。
粗さ調節をしながら胡椒を挽いたのが下の写真になります。
< まとめ >
・電動ミルにしては安価〇
・自動(ボタンを押すだけ)なので片手で楽かつ早い!◎
・自動のミルの割にはコンパクト、ただしその分補充できる量が少ない。△
・受け皿がないので胡椒が落ちてしまう×
使い方の詳細などは以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください!
■参考記事
>> 【エフエイトの電動マルチミル】粗さ調節もできる便利なペッパーミル!口コミ評価も紹介!
【4位】ラッセルホブス 電動ミル
【サイズ】高さ23cm 幅6cm
【容量】約30g
【参考価格】3,300円(税込み)
おしゃれで高級感のある見た目です。
スタンド(受け皿)付きですが、ただ乗せるだけでカチッとはまるわけではありません。
置く場所が固定であれば、カチッとした蓋ではない分さっと取り出せるので使いやすいでしょう。
ミルの粗さ調節は本体を「+」または「ー」の方に捻るだけです。
本体最下部をひねり、三角形と「-」マークを合わせると最も細かく、「+」マークを合わせると最も粗くなります。5段階に調節可能です。
視覚的に今の粗さが分かりやすいので粗さ調節がしやすいです。
胡椒を入れる際は、本体を捻り、三角形と鍵のマークを合わせ、容器を取り外します。
容器は口が広いので入れやすいです。
実際にラッセルホブスの電動ミルを使用してみました。
片手でボタンを押すだけなので楽です。そして電動なのであっという間にたくさん挽けます。
動作音は少し大きいと感じました。
ラッセルホブスならではの特徴としては、ボタンを押している間光ることです。
個人的には光で逆に見づらく感じましたが、口コミでは挽いた量が分かりやすいという方もいらっしゃいましたので要不要は人によりそうです。
粗さ調節をしながら胡椒を挽いたのが下の写真になります。
< まとめ >
・ 自動(ボタンを押すだけ)なので片手で楽かつ早い!◎
・見た目がおしゃれ!◎
・粗さ調節が5段階で指定でき、簡単!◎
・ライトがついている(個人的には見づらいので△。使いやすいという口コミもあります)
・大きい。×
使い方の詳細などは以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください!
■参考記事
>> 【ラッセルホブスの電動ソルト&ペッパーミル】受け皿あり!粗さ調節ができ、光る!?
【5位】プジョー ペッパーミル
【サイズ】高さ13cm 幅5.5cm
【参考価格】3,600円
本体は木製で高級感があり、手触りも良いです。
粗さの調節は、本体上部のネジを回して行います。
(時計回しで細かく、反時計回しで粗くなります)
ネジの見た目もおしゃれでいい感じです^^
胡椒の補充の際は、上部のネジを緩めていくことで写真のように分解して、補充していきます。
ネジを外してしまうので、補充した後に再び粗さの調節が必要になります。
実際にプジョーのペッパーミルを使用してみました。
挽く時に捻る丸い部分が少し持ちづらく感じました。
粗さ調節をしながら胡椒を挽いたのが下の写真になります。
< まとめ >
・挽く際、少し持ちづらいかも・・?
・とにかく高級感!!ギフトにもおすすめ◎
・補充するたびにネジ(粗さ調節に使用)を外さなければならない×
使い方の詳細などは以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください!
■参考記事
>> 【プジョーのペッパーミル】木製で高級感があり、プレゼントとしても人気!
【6位】オクソー グラインダーシェーカー
【サイズ】高さ15cm 幅6cm
【参考価格】3,300円
胡椒が挽けるだけでなく、塩も振ることができる便利なペッパーミルになっています!
上部には穴が空いているので、塩を振る時は下の写真のように逆さまにして振ります。
下部はミルになっていて、胡椒を挽くことができます。
胡椒の粗さは、側面のつまみを回して5段階で調節することができます。
どれくらい回したかで粗さを調節するミルとは異なり、粗さの調節が簡単です。
塩の補充はこぼしそうになりました。。
また、胡椒の補充は、塩の容器を上に持ち上げ、取り外してから行いますので
塩が入ったままだとやりづらいと思いました。
実際にオクソーのグラインダーシェーカーを使用してみました。
挽く持ちやすく、スムーズに挽くことができます。
粗さ調節をしながら胡椒を挽いたのが下の写真になります。
< まとめ >
・挽きやすさは問題なし◎
(塩は若干出にくい・・?(入れる塩によるかも))
・粗さ調節が5段階で指定でき、簡単!◎
・胡椒の補充部分が大きすぎる×
(S&Bのブラックペッパーの詰め替えが4袋分くらい入るレベルです・・)
・ミル自体も大きすぎる×
・間違って逆さまに向けると塩が出てしまう×
(塩がすぐ振れるという意味では〇ですかねー。。)
使い方の詳細などは以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください!
■参考記事
>> オクソーのペッパーミルはおしゃれで便利!粗さ調節で粗挽きもラクラク♪
【7位】京セラ セラミック電動ミル
【サイズ】高さ25cm 幅7.5cm
【参考価格】3,000円前後(amazon、楽天)
電池を入れるときや胡椒を補充する際は、
本体をひねって鍵が開いているマークに三角形を合わせ分解します。
上に電池(単三電池4本)を入れ、下に胡椒を入れるようになっています。
胡椒の補充口はかなり広いので、こぼすことなく補充がしやすいです。
使用時は本体上部のボタンを押し続けると、電動で胡椒が挽かれます!
粗さの調節は、本体下部の調節ネジでおこないます。
調節ネジを時計回りに回すと細かくなり、反時計回りに回すと粗くなります。
使用後は付属の受け皿に乗せることで、胡椒が散らかることを防止できます。
受け皿なしで直に置いた場合は、刃などに付着した胡椒が落ちて散らかってしまいますので、受け皿があるのは助かります!
実際に京セラのセラミック電動ミルを使用してみました。
電動ミルの中では一番音が静かに感じます。
< まとめ >
・自動(ボタンを押すだけ)なので片手で楽かつ早い!◎
・電動ミルの中では静か〇
・サイズが大きい×
・デザインが微妙△
使い方の詳細などは以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください!
>> 京セラ ペッパーミル(手動、電動)の使い方や評判・口コミ、分解方法を紹介!
【8位】ダイソー ペッパーミル
【サイズ】高さ13.5cm 幅6.2cm
【参考価格】110円(税込)
シンプルな見た目で、京セラやフォルマの手動式のミルにも似た感じです。
とくに100均と分かる見た目ではありません。
京セラよりも大きいサイズのためコンパクトでないという観点で少し点数は下がっています。
ミル部分を回して容器を取り外して補充します。
容器の口が大きいためストレスなく補充できます。
蓋を開けた様子は以下です。粗さ調節はできません。
実際にダイソーのペッパーミルを使用してみました。※音注意です※
挽けないことはないですが、、、
とても固いです!!
そしてキーキーと不快な音も出てしまいます。(何度かやってみましたが、同じでした)
また、一度に挽ける量も他に比べると少ないように感じました。
(固すぎて1度挽くまでに時間がかかることが原因かもしれません)
これだと料理中に使うにはちょっと大変かと思います。
出来栄えは、細かすぎもせず、粗すぎもせず、中くらいといった感じです。
< まとめ >
・コスパは最高
・見た目は100均には見えない
・挽き心地が最悪。。不快な音&固い&量が少ない
100均なのでコスパはもちろん良いのですが、
使い勝手がここまで良くないと、おすすめできないと思いました。
(7位と8位の差は2点ですが、おすすめ度でいうと天と地ほどの差があります・・・)
これは、100円で使い勝手の良いミルを作るのは難しい、
良いミルを作るには多少費用がかかるということだと思います。
ミルは長く使えますので、100均以外の機能の良いミルを探してみてください!
(おまけ) 片手で挽けるペッパーミル【One hand Cool Grinder】
他のミルとは特徴が全く異なるためランキングは別にしましたが、
卓上用にしても邪魔にならない大きさで、片手で挽けるミルがありましたのでご紹介します。
【サイズ】高さ15cm 幅2.5cm
【参考価格】2,388円
2つセットになっているので、岩塩と胡椒を入れて日々の料理に活用できます。
親指でプッシュするだけで簡単に挽けますので、料理中でも片手でさっと塩胡椒を振れます。
コンパクトで見た目がおしゃれなので、キッチンに置いても食卓に置いても映えますよ^^
使い終わった後はスタンドに収納できますので、簡単に倒れるようなこともなく、削りカスの受け皿にもなるので機能的です。
詰め替え時はこぼさないように注意が必要です。
実際に One hand Cool Grinder を使用してみました。
出来栄えは以下になります。
挽いた塩、胡椒の粗さですが、塩は料理になじみやすい比較的細かめの粗さになります。
胡椒は粗めな仕上がりで、大き目の粒と細かい粒が混じったような感じになっています。
< まとめ >
・コンパクトな大きさのため食卓にもキッチンにも置ける◎
・見た目がおしゃれ◎
・少しだけ塩・胡椒を足したい、というときにとても便利〇
(量を挽くのは大変)
■参考記事
>> 片手で挽けるペッパーミル【One hand Cool Grinder】がおしゃれ!
最後に
以上、ペッパーミルのおすすめをご紹介しました。
ランキングのおさらいと、特徴を簡単にまとめると以下のようになります。
個人的には、京セラのセラミックミル(手動)が最強だと思います!(普段もこればっかり使っています^^)
(※)商品名をクリックすると詳細内容の紹介記事に飛べます。
商品 | 特徴 | |
1位 | 【京セラ】 手動セラミックミル (参考価格 1,100円) | ・挽きやすさだけでなく、全体的に使い勝手◎ ・コスパ良し◎ |
2位 | 【アスベル】 フォルマ セラミックミル (参考価格 1,100円) | ・挽きやすさは◎ ・蓋の開け閉めが困難になることも。 ・コスパ良し◎ |
3位 | 【エフエイト】 電動マルチミル (参考価格 2,399円) | ・電動なので早い、簡単! ・電動の中では一番コンパクトで安い! |
4位 | 【ラッセルホブス】 電動ミル (参考価格 3,300円) | ・電動なので早い、簡単! ・見た目がおしゃれ! ・使用中ライトがで点灯する ・大きい |
5位 | 【プジョー】 ペッパーミル (参考価格 3,558円) | ・高級感が感じられる (ギフトにもおすすめ!) |
6位 | 【オクソー】 グラインダーシェーカー (参考価格 3,300円) | ・挽きやすさは◎ ・(ペッパーの容器が)大きい ・塩も入れられるが・・・ |
7位 | 【京セラ】 セラミック電動ミル (参考価格 3,000円) | ・電動なので早い、簡単! ・電動の中で一番静音 ・大きい |
8位 | 【ダイソー】 ペッパーミル (参考価格 110円) | ・コスパは最高、見た目も悪くないが使い勝手が× (不快な音が出る&固い&量が少ない) |
ミルは各社多種多様でみなさんのミル選択のお役に立てれば嬉しいです。
ミル以外でも、便利で使いやすい様々なキッチンツールをご紹介していますので、参考にしてみてください^^