コウケンテツさんのローストビーフはフライパンだけで簡単!失敗しない!作り方を紹介

クリスマスや誕生日など、お祝い時の食事にぴったりなローストビーフですが、

自宅で作るにはハードルが高いと思っている方、多いのではないでしょうか?


料理研究家のコウケンテツさんのレシピなら、フライパン1つで、難しい手順を踏まずに

簡単に美味しいローストビーフができましたので、

作り方のコツやレシピを共有したいと思います!


▼コウケンテツさんの動画はこちら

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はじめに:コウケンテツさんの失敗しないローストビーフのポイント

まずは、コウケンテツさんのローストビーフ動画内で紹介されていたコツの中でも

特に守るべきポイントを5つご紹介します。

  • お肉は4~5cm程度の厚みのものを選ぶ

  • お肉を室温に戻す

  • 中まで火を通すときは玉ねぎの上に置き、弱火で酒蒸しにする

  • 加熱後は30分以上放置し、中の肉汁を落ち着かせる
    (時間に余裕のあるときは冷蔵庫で一晩置くと尚良し!)

  • ソースは肉汁を活かす

待つ時間が多いですね。時間がかかるものと心得ましょう。



それぞれの作り方コツの理由や詳細については以下にまとめます。

失敗しないローストビーフのコツ①:お肉は4~5cm程度の厚みのものを選ぶ

お肉の厚み4~5cm程度というのは、フライパン加熱で中まで火を通しやすい厚みとのことです。

厚すぎると中まで火が通りづらい、薄すぎると加熱しすぎるため、

コウケンテツさんのフライパンローストビーフでは、お肉の厚みを守ることは必須です。

なお、今回紹介するコウケンテツさんのレシピでは、

牛もも肉 500gを用いた加熱時間となっています。

失敗しないローストビーフのコツ②:お肉を室温に戻す

中までちょうど良く火を通すにはお肉を室温に戻しておくことも重要だそうです。

室温に戻すための時間の目安は、

寒い部屋では2時間程度、それ以外は1時間程度とのこと。

その間、塩をもみ込んで置いておくことで、味がなじむので、

室温に戻す時間というよりは、

味をなじませるための手順として考えるといいかもしれません^^

失敗しないローストビーフのコツ③:玉ねぎの上に置き、弱火で酒蒸しにする

焼き目を付けたお肉は玉ねぎの上に置いて加熱します。

これにより、フライパンにお肉を直置きせず蒸し焼きにすることができ、

お肉が硬くなりすぎずに中まで火を通すことができます

また、酒蒸しにすることでお肉の臭みを消し、お肉が柔らかく仕上がります


玉ねぎもじっくり蒸され、

甘く美味しい付け合わせにもなるので一石二鳥ですね^^

失敗しないローストビーフのコツ④:加熱後は30分以上放置する

加熱後は、アルミホイルとタオルに包んで

30分以上放置し、

余熱調理&お肉の中の肉汁を落ち着かせましょう!



私も経験ありますが、

肉汁が落ち着いていない状態でカットすると、赤い肉汁が出てしまいます。

せっかくの肉汁がもったいないですし、見た目も気になってしまいます。。

(赤い汁が出ると、火は通っているのに生焼けに見えてしまいますよね。)



また、時間に余裕のある方は、一晩冷蔵庫で放置すると

より肉汁が閉じ込められてしっとりするそうなので、

時間に余裕をもって作りたいですね!

今回は冷蔵庫で一晩放置してみました!

失敗しないローストビーフのコツ⑤:ソースは肉汁を活かす

最後に、ソースを作る際は、

お肉を加熱したあとのフライパンに残った肉汁を活用するのはもちろんのこと、

お肉の塊から出た肉汁(加熱後、お肉を包んでいるアルミホイルに出てきた分)も余さず使います!

無駄のないレシピはさすがコウケンテツさんですよね~

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フライパンだけで簡単柔らかい!ローストビーフの作り方

それでは実際に作ってみたものをご紹介します。


なお、フライパンで作るレシピではありますが、

輪切りたまねぎの上に厚み4~5cmのお肉を置いて

蓋をして蒸し焼きにしますので結構高さが出ます。


深めのフライパンか高さに対応できる蓋がない場合は

深めのお鍋で作る方が良いかもしれません。

手順①:肉に塩をもみ込み常温に置く(1~2時間)

お肉の周りに塩(小さじ1)をもみこみ、

ラップでぴっちりと覆って放置します。

ラップでぴっちり覆うことで塩味がしみこんでいきやすいそうです。


今回は7月で室温高めなので1時間程度放置しました。

コツのほうにも書きましたが、冬など寒い部屋では2時間程度放置すると良いようです。

塩もみ込み後、ラップをぴっちりとして放置中

手順②:玉ねぎの輪切り(1cm程度)を用意する

お肉を放置している間に玉ねぎを1cm程度の厚みに輪切りします。

お肉を加熱するときに下に敷く用です。

手順③:フライパンで全面に焼き目をつける(全体で5分程度)

お肉が室温に戻ったら、フライパンで全面に焼き目をつけていきます。

油(大さじ1~2)を敷いて中火でしっかり温めます。

ここで使用する油は後でソースの一部になるので、

香りが良いオリーブオイルがおすすめとのこと。

そして、フライパンがしっかり温まってからお肉の焼き目をつけることで

最短で香ばしく焼き目をつけることができます!

動画では500gのお肉を使用しており、

加熱時間は、1つの面を1分程度右端・左端は30秒程度

全体で4~5分程度が目安とのこと。


私は400g弱のお肉を使用して作りましたので、

全体4分くらいで焼き目を付けました。(大きい面は1分、それ以外は30秒~1分)

広い面は中火で1分くらいでこんがり♪
細いところはトングなどで持ちながら30秒程度
全体4分程度で焼き目を付けました!

手順④:玉ねぎの上に肉を乗せ、酒蒸しにする(6分)

お肉全面に焼き目がついたら、フライパンの上に玉ねぎを敷いて

その上にお肉を乗せます!



酒(大さじ3)を加えたらすぐに蓋をして弱火に切り替え、

酒蒸しにします。


レシピ(500g)では6分程度待つとのことでしたが、

小さめのお肉(400g弱)なので5分程度待ちました。

ここで赤ワインで蒸しても美味しいのかなーなんて思いました。

■弱火ってどれくらい?

ガスの場合、

弱火=フライパンに火がギリギリ当たらない程度の火加減です!

ティファールの28cmのウォックパンがとてもちょうどよいサイズでした。

手順⑤:肉をひっくり返し、さらに酒蒸しにする(6分)

続いてお肉をひっくり返してさらに蒸していきます。

500gのお肉では6分とのことでしたので、

私はこちらも5分にしました。

手順⑥:アルミホイル+厚手の布にくるんで放置(30分)

加熱が終わったお肉は、大き目に切ったアルミホイル2枚重ねで包み

さらに厚手のふきんや布で、こちらも2枚重ねで包みます

写真では分かりづらいですが、肉汁が詰まってぷっくり膨らみます!
アルミホイル2枚重ねに包み、、
厚手のふきん2枚、、がなかったのでタオルで包みました。

今回はタオルで包みましたが、厚すぎるので1枚で包んでます。


アルミホイルとふきん(タオル)で包んだら30分以上放置しましょう。

その間に予熱調理が進み、肉汁も落ち着いていきます

お肉の形によっては傾いて肉汁がこぼれてしまう場合がありますので

アルミホイルは大き目に切ることと、

包んだお肉が傾かないように注意しましょう。

手順⑦:フライパンでソースづくり(10分程度)

フライパンに残った汁を使ってソースを作ります。

玉ねぎはお皿に盛っておきましょう!

すでに美味しそうです!


また、ソースづくりでは、放置しているお肉から出てくる肉汁も使います

このため、お肉を30分程度放置した後で、ソースづくりに入るのが良いと思います。

少しでも早く作りたい場合は

25分程度放置後くらいから調味料を煮詰め始め、

30分経ったら肉汁を投入して再度煮詰めましょう!


フライパンに以下の材料を入れ、弱火で加熱します。
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 大さじ2
・酢 小さじ1/2
・砂糖 小さじ1
・赤ワイン(なければ酒)大さじ2

さらに、アルミホイルに出てきた肉汁もプラスします。

赤いですが、血ではありません!

軽くとろみがつくまで煮詰めます。

出来上がりはソースがつやっとしていること、とろみがついてきたことから判断します!

上の写真のように、ツヤがあり、

ゴムベラなどで底をなでたときに跡がつけば、完成です!

小さな容器に移し替えましょう!

手順⑧:時間に余裕があれば肉を冷蔵庫で一晩放置

お肉はさらに冷蔵庫で一晩放置することで、よりしっとり仕上がるとのこと。

時間に余裕のある方は、

キッチンペーパーとラップで包んで冷蔵庫で一晩寝かせましょう^^

完成!

カットは京セラのセラミックのパン切り包丁が切りやすいです!

以下、包丁とセラミックパン切り包丁で切り比べしてみました。

セラミックパン切り包丁では端から端まできれいに切れていますが、

包丁では、端の方がぼろっと崩れてしまいました。

(最近研いでトマトはスパッと切れる包丁なのですが。。)


以下、実際に切ってみた時の動画です。(動画の長さが長くなりそうだったので倍速にしています)

包丁の方が刃先の方のお肉が崩れてしまっているのがわかると思います。

盛り付けるとこんな感じです!

お肉はしっとり柔らかで美味しいローストビーフになっていました!!


写真にソースを載せ忘れましたが、、、

すごく美味しかったです^^

濃厚で、お酢の酸味がちょうど良いバランスでした。

付け合わせの玉ねぎやマッシュポテトとの相性も良く、

控えめに言って最高でした!

(おまけ)簡単マッシュポテトの作り方

きれいに洗った皮つきのじゃがいもを、濡れたキッチンペーパーとラップで包み

レンジ(600W)で4~5分程度加熱(爪楊枝がすっと通るまで)


熱いうちに皮をむいてフォークなどで潰したら

バターひとかけ(10g程度)と牛乳(大さじ1~しっとりするまで)を加えて混ぜて

塩胡椒で味を調えたら出来上がり♪


簡単でローストビーフと劇的に合うので、是非添えてみてくださいね♪

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ローストビーフのおすすめの温め方について

ローストビーフの温め方について、ネット上では「レンジ」「湯煎」などの方法が紹介されていますが、

個人的には温めなくて良いと思っています。

一度ベストな状態で作り上げたお肉を温めると、加熱しすぎてしまい、

パサつく可能性があるためです。

(特に、スライスしたものはパサつきやすいです)


作りたて30分放置後のお肉はもちろん温かいので温め不要ですが、

一晩冷蔵庫で放置したものについても、温めなくても十分に美味しいです。

ただ、温めなくても、常温に戻した方がが柔らかく感じますので、

食べる30分程前にスライスしておき、室温で置いておくのがおすすめです!

(スライスして置いておくことで、お肉の色が鮮やかにもなります^^)

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まとめ

以上、コウケンテツさんのフライパンだけで簡単にローストビーフを作るレシピの

コツと手順を実際に作ってみた時の写真を交えてご紹介しました!


改めて作り方のコツをご紹介。

  • お肉は4~5cm程度の厚みのものを選ぶ

  • お肉を室温に戻す

  • 中まで火を通すときは玉ねぎの上に置き、弱火で酒蒸しにする

  • 加熱後は30分以上放置し、中の肉汁を落ち着かせる
    (時間に余裕のあるときは冷蔵庫で一晩置くと尚良し!)

  • ソースは肉汁を活かす

待つ時間は長いですが、特別に難しい手順もなく、

また、実際に手を加える時間はそこまで長くないので

気負わずにチャレンジしてみてほしいです^^

お肉の大きさ(グラム数)によって加熱時間が変わるところが難しいかと思いますが、

今回レシピより小さいお肉を使用し、生焼けにならず美味しく作れましたので

レシピ通り(500g)のお肉が用意できなかった時の参考にしてもらえれば嬉しいです。


他にもコウケンテツさんのレシピで作ってみた料理を紹介しています!

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