ご飯の冷凍は熱いままで大丈夫?タッパーでのやり方やラップの包み方も紹介!

今回は、ご飯の冷凍のやり方に関する情報をご紹介していきます。

以下の内容について解説していますので、ご飯を美味しく保存するための参考にしてくださいね!


・ご飯を冷凍庫に入れるタイミング
(熱いまま?冷ましてから?冷ます時間は?)

・タッパーを使う時の冷凍の仕方

・ラップを使ったご飯の包み方

・急速冷凍した時の違い

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熱いままのご飯を冷凍庫に入れるのはダメ?

熱いまま冷凍庫に入れてしまうと、冷凍庫内の他の食材を劣化させてしまうだけでなく、

冷凍庫内に霜が発生しやすくなり、冷却機能の低下にも繋がります。

また、単純に熱いものを冷やすために頑張るので、電気代の増加にもつながります。。

このため、ご飯を冷凍する際は、炊き立て熱々の状態のご飯を冷凍庫に入れることは良くないです。

ご飯を完全に冷ましてから冷凍庫に入れるのはダメ?

熱々がダメなのはわかったけど、逆に完全に冷ましてからはどうなの?

答えはNGです。理由はご飯の劣化に関連してきます。

ご飯に多く含まれる”でんぷん”は、(0℃以上の範囲において)温度が低下すると劣化が進み、パサパサとした食感になってしまいます。

ですので、室温下でご飯を完全に冷ませるということは、ご飯を劣化しやすい状況にさらしていることになるのです。。

しかしながら、でんぷんの劣化は0℃以下では進みにくくなることが知られています。

よって、熱々の状態から0℃以下に素早く冷却することが、ご飯の劣化を防ぐには効果的であると言えます。

とはいえ、上でも記載したように熱々のまま冷凍庫に入れるのは良くないので、粗熱を取ってから冷凍庫に入れるようにしましょう。

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【ご飯の冷凍】理想は粗熱をとってから!冷ます時間は何分くらい?

ここまでのご説明で、ご飯を冷凍するのは熱すぎず・冷ませすぎずのタイミングが良いということがお分かりいただけたと思います。

理想としては、”粗熱をとってから”が良いと言われています。

粗熱がとれるのは、大体室温で60分ほど放置して「少し温かいな」と感じるくらいだそうです。

今回は、冷ます時間によって変化が出るのか?ということが気になったので、検証してみました。


■検証条件
・室温はおよそ25℃
・粗熱をとる時間は、60分、90分、120分の3パターン

粗熱をとる(冷ます)時間でご飯の状態は変化する?

まず結果から言いますと、粗熱を120分とってから冷凍したご飯が最もおいしかったです。

冷凍してもお米の味がしっかりと残っており、後味の甘みも感じられました。

そして、90分 ⇒ 60分となっていくほどに味は落ちる結果となりました。

上で記載した「(0℃以上の範囲において)温度が低下すると劣化が進み」という部分とは矛盾するような気がしますが、

結果としては間違いありませんので、冷ます時間を少し長めに取ることは試してみる価値ありです!

しかし、あまりに長い時間室温に放置しすぎると劣化に繋がることが予測されますので、ほどほどで試してみてくださいね。

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【ご飯の冷凍のやり方】タッパーでの方法

タッパーを使ってご飯を冷凍する方法ですが、まずは熱いままのご飯を入れてすぐに蓋を閉めます

そして、粗熱が取れたら冷凍庫に入れて保存します。

タッパー保存とラップ保存 違いは出る?

結論から言いますと、違いは出ます。

どちらもメリットデメリットがありますので、以下にまとめます。

タッパー保存の特徴
〇手順が簡単、コツがいらない
〇何回でも使いまわせる
〇解凍後は容器のまま食べられる
▲解凍したご飯は表面が硬め
▲保存するタッパーが悪いとまずくなる(かなり重要!

ラップ保存の特徴
〇解凍してもご飯が硬くなりにくい(全体でムラができにくい)
▲包むのが面倒、多少コツがいる
▲ラップを使い捨てるのがもったいない


簡単に言うと、ご飯の品質(特に食感)はラップ保存の方が多少上回りますが、簡単に保存ができて面倒が少ないのはタッパー保存です。

どちらを重視するかによって保存方法を選んでくださいね!

ちなみに保存容器を色々試した結果、”キチントさん”がおすすめです。

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【ご飯の冷凍のやり方】ラップの包み方は?小分けが良い?

ここでは、ご飯を冷凍する際のラップの包み方をご紹介していきます。

手順①:炊きたて熱々のご飯を薄めに入れる
ご飯は150g(お茶碗1杯分)くらいの小分けにしてラップに包んでいきます。

たくさん包み過ぎると、冷凍や解凍の際にムラが出る可能性が高くなるためです。

ラップに包む際は、薄めに広げて包むとムラが出にくくなります。


手順②:空気を抜くようにラップを包む
上下の余分なラップを折りたたみ、手で少し押さえながら空気を抜くようにご飯を包んでいきます。


最後に左右の余分なラップを折りたたんで完了です!


長期間保存する可能性がある場合は、ジップロックに入れて保存することで冷凍庫内での臭い移り等を防げると思います。

この時、ラップに包んだご飯を積み重ねないように入れるのがポイントです。

積み重ねると、接触した部分で温度が下がりにくくなるためです。

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【ご飯の冷凍のやり方】急速冷凍は違いが出る?

本記事の序盤で「熱々の状態から0℃以下に素早く冷却することが、ご飯の劣化を防ぐには効果的である」ということを記載しました。

ということは、ラップで包んだご飯を金属トレイに乗せて急速冷凍させることで、ご飯の劣化防止が期待できます。


普通に冷凍庫に入れたものと急速冷凍させたものを食べ比べてみると、確かに急速冷凍したご飯の方が美味しかったです!

簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてくださいね^^

金属トレイはご飯と一緒に冷凍庫に入れるのではなく、あらかじめ冷凍庫内で冷やしておくのがおすすめです。


■最後に
以上、ご飯の冷凍の仕方に関する情報をご紹介しました。

冷凍ご飯を美味しく食べるための参考になれば幸いです!

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