今回は、大根おろしと鬼おろしの違い、やり方のコツをご紹介していきます。
また、これから鬼おろし器の使用を検討されている方に向けて、安い100均のおろし器と人気の竹製のおろし器で違いがあるのか?
という部分もご紹介していきますので、参考にしてくださいね!
鬼おろしとは?大根おろしとの違いは?
大根おろしと鬼おろしでの大きな違いは、見た目・食べた時の食感や味・おろし方(おろし器) の3点です。
・見た目
⇒ 下の写真のように、大根おろしと比較して鬼おろしは大根の粒が残るくらいの大きさにおろされているのが特徴です。
・食べた時の食感や味
⇒ 大根おろしはほとんど食感が無いのに対して、鬼おろしは大根の粒が残っているのでシャキシャキとした食感を感じることができます。
また、味については鬼おろしの方が辛みを抑えられます。
これは、おろす粗さが粗いほど大根の細胞を傷つけにくく、辛み成分が出にくいためです。
・おろし方(おろし器)
⇒ 大根おろしと鬼おろしでは、作る時に使用するおろし器が異なり、おろし方にも違いがあります。
大根おろし器はプラスチックやセラミック製が多いですが、鬼おろし器には竹製のものがよく使用されます。
おろし方やコツは次の項目で詳しくご紹介します。
鬼おろし器の使い方、コツは?大根おろし器との違いは?
大根おろし器と鬼おろし器では、下の写真のように刃の形状が大きく異なります。
大根の粒を残すようにおろす鬼おろし器の方が、刃が大きくて刃と刃の間隔も広くなっています。
次に鬼おろし器の使い方についてですが、大根おろし器は押し引きの両方でおろすのに対して、鬼おろし器は引く方向だけでおろします。
押す方向でもおろせないことはないですが、力がいれにくく、大根が刃に引っかかっておろしにくいです。
実際に鬼おろし器で大根をおろしている様子が下の動画です。
おろす時のコツは、以下の2点です。
コツ①:大根を傾けておろし器にあてる
⇒ ななめに傾けることで、おろす時の抵抗が少なくなりおろしやすくなります。
逆に、大根をおろし器に対して直角にあててしまうと、抵抗が大きすぎてまともにおろせません。。
コツ②:おろし器をまな板に押し付けるようにして使用する
⇒ まな板に押し付けるようにして固定して使用することで、安定しておろすことができます。
おろし器を持ち上げた状態で使用すると、おろす時に力が入りにくい上に、支えている方の手もしんどいです。
【100均(セリア) vs 人気の竹製】使い心地や出来栄えを比較!
ここからは、最も安価な鬼おろし器ともいえる100均(セリア)のおろし器と、人気の高い竹製のおろし器を比較していきます!
竹製のおろし器は安くても1,500円くらいはするので、安い100均のおろし器との違いが気になるところですよね。
■使用した100均(セリア)の鬼おろし器
片面が大根おろし器、もう片面が鬼おろし器となっている商品です。
サイズは長さ約22.5cm × 幅約8cmです。
■使用した竹製のおろし器
通販の人気商品です。サイズは長さ約26.5cm × 幅約9cmです。
見た目の違いとしては、100均よりも竹製のおろし器の方が、刃の先端がかなり尖っている点です。
おろすスピードについて
おろすスピードは、竹製の方が早いです。
下の写真は同じ回数だけ大根をおろした結果で、竹製の方がたくさんおろせました。
この結果は、刃の形状によるものだと考えられます。
刃の先端が滑らかな100均の方は刃では、しっかりと大根をとらえられず、空振りしているような感触がありました。
一方で、刃の先端が尖っている竹製では、しっかりと大根をとらえて効率よくおろせました。
出来栄えについて
竹製の鬼おろし器で作った方は、ほどよく大根の粒が残ってシャキシャキとした食感の良い仕上がりであったのに対し、
100均の方は、大根の粒が潰れて一部が大根おろしのような仕上がりになっていました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、100均のおろし器で作った方は、水分を多く含んでべちゃっとした仕上がりでした。
こちらの結果も、刃の形状によるものだと考えられます。
刃の鋭い竹製のおろし器では、大根をカットするようにおろせているのに対し、
100均のおろし器では、カットするというよりは潰しているような感じになっているのだと思います。
最後に
以上、大根おろしと鬼おろしの違い、鬼おろし器の使い方のコツ、100均と人気の竹製のおろし器の違いをご紹介しました。
100均の鬼おろし器は全く使えないということではありませんが、
仕上がりにある程度のクオリティを求める場合は、しっかりとした竹製の鬼おろし器を使うのが良いと思います!