塩麹の液体とペーストの違いは?どっちがおすすめ?使い方は?

塩麹は食材を柔らかくしたり旨味を引き出す便利な調味料ですよね。

塩麹といえば、白いペースト状の商品をよく見かけると思いますが、

最近では液体の塩麹も見かけることがあると思います。

ペースト状の塩麹と比べて液体の塩麹は何が違うのか、どちらがおすすめなのか、気になる人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな塩麹の液体/ペーストの違いについてご紹介します。

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液体塩麹とペースト塩麹の違いは?使い方も違う?

液体塩麹は透き通った液体で、

本当に塩麹か?と思うくらいに

見た目はペースト状の塩麹と全く違うのですが、


効果はペースト状の塩麹と同じです。

塩麹の効果というのは、主に以下の2点です。

・食材を柔らかくしたり旨味を引き出す効果

・消化をサポートする効果



では見た目以外に何が異なるのか、ご紹介していきます。

液体塩麹とペースト塩麹の違い

液体塩麹には以下の特徴があります。

■液体塩麹の特徴

・麹の粒感がない

・焦げにくい

・漬け込みやすい

・計量しやすい

・混ぜやすい



どれもペースト状の塩麹にはない特徴です。


液体の塩麹は、

ペースト状の塩麹を使用した際に

「粒感が気になる」
「焦げやすいので使いづらい」
「漬け込みにムラがある」
「調味料として使うときに計量しにくい」などで困っていた方にとって、

痒い所に手が届くような塩麹なのです。


もう1つ違いを挙げるとすれば、手作りできるのはペースト塩麹だけですね。

手作りの場合はたくさん作ることも可能なので、

使用頻度が高く市販品がすぐなくなる方におすすめです^^

液体塩麹とペースト塩麹、価格の違い

液体塩麴は、ペーストタイプよりも使い勝手の良い特徴が多くあるので高いのかな?と思いますよね。

実際にどれくらいの差があるのか、楽天市場で探してみました。

▼液体塩麹
500ml 477円ですので、100ml 95.4円です。



▼ペースト塩麹
1kg 801円ですので、100g 80.1円です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ハナマルキ プッシュパック 塩こうじ 1kg
価格:801円(税込、送料別) (2024/6/13時点)



ペースト塩麹は大容量サイズなので少しお得な値段設定になっている可能性はありますが、

ペースト塩麹のほうが少し安いようです。

とはいえ、

300gのお肉を塩麹に漬け込む場合、30gの塩麹を使用しますが、

液体塩麹は28.6円、ペースト塩麹は24円となり、

買うのを悩むほどの差ではないように思いました。



ちなみに、少しでも安く、と考えるのであれば、

手作りのペースト塩麹の方がさらに安いです。


例えば、みやここうじの塩麹のレシピ(こちら)の場合、

米麹200g、水300g、塩60gを使用し、560gの塩麹ができますが、

この場合の費用を計算してみます。
(※各商品の価格は、計基本的には上で紹介した塩麹と同じショップの商品を参考にします)

・米麹
1kgで1,395円のため使用量200gで279円です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

伊勢惣 みやここうじ 1000g
価格:1,395円(税込、送料別) (2024/6/13時点)


・水(ミネラルウォーター)
近くのスーパーで500ml・100円程度で購入できると思いますので使用量300gで60円です。
(同じショップにはお高いお水しか売っておらず参考にできませんでした・・・)


・塩
3kgで1,097円のため使用量60gで22円です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

赤穂化成 赤穂の天塩 3kg
価格:1,097円(税込、送料別) (2024/6/13時点)




合計すると、、

米麹200g 279円 +水300g 60円 +塩60g 22円=560g 361円となり、

100gあたり約64.5円です。

この場合は1回に30g使用したとすると19.3円となり、

液体塩麹(28.6円)の3分の2程度の価格です。



各塩麹の価格をまとめると以下になります。

100g当たりの価格1回(30g)当たりの価格
液体塩麹95.4円28.6円
ペースト塩麹(市販)80.1円24.0円
ペースト塩麹(手作り)64.5円19.3円





値段重視の方はペーストタイプの手作り塩麹がおすすめです!

簡単なので、塩麹を普段から使用している方はぜひ手作りしてみてください^^

液体塩麹の使い方

液体塩麹の使い方はペースト塩麹と同じです。

基本の使い方は、食材重量の10%を使用することです。

(例:100gのお肉を漬け込むときは塩麹10gを使用)

液体塩麴とペースト塩麴を使って調理してみた

液体塩麹とペースト塩麹について、

実際に使用し、食べることでより違いがわかると思い、

同じ食材をそれぞれ液体塩麹とペースト塩麹で漬け込み、使い勝手や出来栄えを確認しました。


漬け込んだ食材は「サバ」「豚肉」「鶏肉」です。

いずれも食材重量の10%の塩麹に漬け込みました。


では早速結果をご紹介します。

——— サバ ———

塩麹に1日漬け込んで焼いたものです。

(染みやすいように切り込みを入れるべきだったのですが、忘れました・・・)


ペースト塩麹に漬け込んだ方は、焼く前に塩麹をキッチンペーパーでふき取りました。

そのおかげなのか、ペースト塩麹に漬け込んだ方が焦げすぎるということもなく、

見た目に大きな差はありませんでした。


ただ、液体塩麹の方は出してそのまま焼けばよいので楽でしたね。


切り込みを入れ忘れていましたが、どちらも良く漬かっており、しっとりと旨味たっぷりで美味しかったです^^

塩味もちょうどよく、特に液体塩麹とペースト塩麹の差は感じられませんでした。

——— 豚肉 ———

豚こま肉を塩麹と味噌を1:2で混ぜた味噌ダレに1日漬け込んで炒めました。(レシピはこちら

油を引いたフライパンで炒めましたが、

どちらが焦げやすいということもなく、美味しそうにできあがりました。


(それぞれ別々に炒めて同じお皿に盛りました)


使用した味噌が米麹の粒感のあるものだったので

ペースト塩麴特有の粒感というのも特に気になりませんでした。


夫と一緒に食べ比べをしたのですが、

柔らかいと感じた方、少し塩味が強く入ったかなと感じた方、

どちらも逆を指していました^^;

なので、双方に特に差はないといえそうです。



豚肉は片栗粉をまぶしたかなと思うような柔らかさで

下味も付いているのでご飯が進んでとてもおいしかったです!


——— 鶏肉 ———

唐揚げを作り、焦げやすさを比較してみました。(レシピはこちら

そもそも塩麹は焦げやすいといわれているため

低温130度くらいで3分程度揚げてから、190度に上げて10秒~こんがりするまで揚げました。

液体塩麹もペースト塩麹もどちらも似たような見た目になり、

焦げやすさについて、特に差は感じられませんでした。


衣がありますので米麹の粒感も気になりません。


味については、どちらもしっとり柔らかく、美味しく仕上がっていました^^





それでは、液体塩麹とペースト塩麹の食べ比べ結果をまとめます。


・どちらも良く漬かって柔らかく、美味しくなる

・どちらが焦げにくい、焦げやすいとはいえない(大きな差はなさそうに感じました)

液体塩麹の方が漬け込む作業が楽。

(液体塩麹は基本的に特になにもしなくても全体に行きわたるように感じました。

ペーストの方は手でもみ込んで全体に行きわたらせる必要があります。

味噌ダレについても液体塩麹で味噌をのばすと柔らかくなり、漬け込みやすくなりました。)


ということで、確かに効果は変わらないと感じましたが、

使い勝手は液体塩麹のほうが便利かな、という結果になりました。

ちなみに、、、

・2024年5月時点で液体塩麹を販売しているのは、ハナマルキだけ!

液体塩麹の製法は特許を取得されているので、他社が真似できないようです。

粒状の塩こうじをハナマルキ独自の製法(特許取得)で液体にしたものが「液体塩こうじ」です。

出典:https://www.hanamaruki.co.jp/shiokouji.html
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【まとめ】液体かペースト どっちがおすすめ?

長々と紹介してきましたが、

液体塩麹とペースト塩麹についてまとめると・・・


どちらも良く漬かって柔らかく、美味しくなります。


それぞれおすすめする人の特徴を記載します。

■液体塩麹がおすすめな人

  • 価格よりも使い勝手重視の方

  • ペースト塩麹の粒感が気になる方

■ペースト塩麹がおすすめな人

  • 塩麹の効果が得られれば安い方が良い方


    ※より安く済ませたい場合は手作りがおすすめです!


以上、参考になれば幸いです!

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