パン切り包丁は、パンをよく食べる方にとって重要なアイテムになります。
パン切り包丁と聞けば、ステンレス製のものをイメージされる方が多いと思いますが、
セラミック製のパン切り包丁には、良い点がたくさんあります。
今回は、私がいつも使用しているセラミック製のパン切り包丁(京セラ)をご紹介します。
非常によく切れる上に、鋭い切れ味がかなり長続きします!
力加減や切り方の慣れは多少必要ですが、クロワッサンなどのデニッシュ系の潰れやすいパンや、
軟らかめのパンでも潰さずにきれいに切ることができるので重宝してます^^
きれいに切るコツもご紹介していきますので、参考にしてくださいね。
またパン以外にも、野菜のカットにも使えるので便利ですよ!
パン切り包丁と普通の包丁の違いは?
そもそもパン切り包丁ってホントに必要なの?と感じている方に向けて、まずはパン切り包丁と普通の包丁の違いを簡単に示します。
パン切り包丁と普通の包丁の大きな違いは、刃がギザギザしているかどうかです。
パン切り包丁は刃がギザギザしているので、硬いパンの皮にも刃が入り込んでいきやすいのです。
下の動画は、フランスパンをパン切り包丁と普通の包丁で切った時の比較です。
■パン切り包丁
■普通の包丁
普通の包丁の切れ味が悪いだけでは?と思ってしまうような動画ですが、本当にこれくらい違います^^;
(ちなみにこの包丁は定期的に研いでいるので、野菜などはスパスパ切れますよ!)
パンをきれいに切るのは、パン切り包丁のギザギザがとても重要であることがお分かりいただけたと思います。
セラミック製のパン切り包丁は、切れ味がよく、きれいに切れる
切れ味を確認するため、下の写真のようなよく見るステンレスのパン切り包丁と、セラミックのパン切り包丁を使って切れ味、切り口の断面を比較しました。
切れ味を確認
カンパーニュを切って切れ味を確認しました。
ステンレスのパン切り包丁に対し、セラミックのパン切り包丁ではパンに刃がすっと入っていく感覚で、切れ味は非常に良いです。
また、ステンレスのパン切り包丁では何度もギコギコとしなければ切れなかったのに対し、セラミックのパン切り包丁では少ない回数で切れました。
重量計の上でパンを切り、切る時にかかる力を計測した結果が以下になります。
- ステンレスのパン切り包丁:約1600g
- セラミックのパン切り包丁:約1400g
セラミックのパン切り包丁で切った方が、少ない力でパンを切ることが可能でした。
パンの断面の状態を確認
次に、切り口の断面の写真が以下になります。
ステンレスのパン切り包丁を使用したときの断面は、何度もギコギコと切ったせいでパンがもけもけしていたり、段差がついていたりしていました。
一方、セラミックのパン切り包丁で切った方は断面がきれいに出ており、よく切れることがわかります。
■クロワッサンも綺麗に切れる!
下の写真はクロワッサンをセラミックのパン切り包丁で切ったものです。
デニッシュ系のパンは、潰れやすくて皮もポロポロとはがれやすいですが、慣れるとかなりきれいに切ることができます^^
セラミック製のパン切り包丁は、切れ味の持続性も良い
京セラのセラミック包丁の素材は”ファインセラミックス”といい、ステンレスよりもはるかに高い硬度を備えています。
このため刃先がすり減りにくく、鋭い刃先(切れ味)を長期間維持できます。
一方でステンレスよりも劣るのは、衝撃を与えられた際に欠けやすい点です。
下の写真は私が3年ほど使用したセラミック包丁です。
少し切れ味が悪くなってきたなーと思って刃先をじっくり見たところ、刃先が微妙に欠けているのが確認できました。(使用頻度は1週間に3回くらいで、ハード系のパンを切ることが多いです。)
とはいえ、じっくり見ないとわからない程度ですので、相当雑に扱わない限りは刃が大きくかけるようなことはないと思います。
■切れ味が落ちても安心!京セラ製セラミック包丁のおすすめポイント
- 包丁を購入すると無料研ぎなおし券が付いてくる。
- web会員登録するとさらにもう一回無料で研ぎなおしができる。
- 研ぎなおし券がなくても1000円で研ぎなおしができる。
上記を上手に利用することで、2回は無料で研ぎなおしができます!
また、通常であればパン切包丁のようなギザギザ刃のものは、家庭では研ぎなおしができないので、1000円でもかなり安いと思います。
パンをきれいに見せる切り方のコツは?
パン切り包丁でパンをきれいに見せる切り方のコツは、2点あります。
コツ①:パン切り包丁の押し引きの回数を少なくする
パンを切る時は、小刻みにギコギコと押し引きするのではなく、刃を全体的に使って押し引きの回数をできるだけ少なくするようにしましょう。
押し引きの回数を少なくするほど、断面のガタガタを少なく、きれいに切ることができるためです。
コツ②:パンの硬さに合わせて力加減を変える
フランスパンなどのハード系のパンに対しては、パン切り包丁を強めに押し付けて切ると、少ない押し引きの回数できれいに切りやすいです。
逆に、トースト前の柔らかい食パンや、潰れやすいデニッシュ系のパンに対しては、
押し引きの回数は多くなってしまいますが、パン切り包丁を弱めに押し付けて切るとうまく切れると思います。
パン以外にも!野菜もよく切れるので便利!
京セラ製セラミック包丁の切れ味の良さは、野菜をカットしても実感で出来ます。
今回は、切れ味の悪い包丁では切りにくいと感じることが多いトマトを切って、切れ味を確認しました。
ギザギザ刃なので、切りにくい皮の部分も滑らずに軽い力で切ることができました!
最後に
以上、セラミックのパン切り包丁の特徴や使い心地、切り方のコツなどをご紹介しました。
切れ味が良いのでパンを切るストレスが無くなるうえに、きれいに切れるので嬉しくなります^^
セラミックは食洗器や漂白剤を使っても平気なので、お手入れもラクラクです。
パンを食べる頻度が多い方には特におすすめです!
クロワッサンもきれいに切れますし、パン以外にも、切りにくいトマトも綺麗に切れるので便利ですよ^^