フライ返しは100均にも売っていますが、実際の使い心地はどうなのか、気になっている方も多いかと思います。
今回は、100均(ダイソー)のシリコン製フライ返し、ステンレス製フライ返しを実際に使ってみたので、
普段使いできそうなものなのか、ご紹介したいと思います。
※ダイソーのシリコン製フライ返しは200円(税抜き)です。
最初に、一般的なシリコン製フライ返し、ステンレス製フライ返しの特徴をご紹介しておきます。
■シリコン製フライ返し
・耐熱性が高いので、熱で溶ける心配が少ない!
・ゴムのように曲がるので、食材の下にいれやすい!
・金属よりも柔らかい素材なので、フライパンを傷つけない!
■ステンレス製フライ返し
・調理中の熱で溶ける心配がない!
ちなみに、100均に置いてあるフライ返しに最も多いのは、ナイロン製のフライ返しです。
一般的にナイロン製は軽いため扱いやすく、金属より柔らかい素材のためフライパンを傷つけにくいですが、
耐熱温度がシリコンよりも低く、フライパンの熱で溶ける可能性が高いです。
フライ返しが溶けるのが気になる方にはシリコン製やステンレス製がおすすめです。
それでは、ダイソーのシリコン製フライ返し、ステンレス製フライ返しの使い勝手をご紹介していきます!
100均(ダイソー)のシリコン製フライ返し
■100均(ダイソー)のシリコン製フライ返しの耐熱温度、サイズ
【耐熱温度】
ヘッド部分:230℃
【長さ】30cm
柔軟性がある
冒頭でも記載しましたが、シリコンは柔軟性の高い素材です。
ただし、ダイソーのシリコン製フライ返しはヘッド部が厚めなので
フライパンに押し付けた際には、先端のみフライパンに沿うように曲げることができます。
逆に言うと、全体的に固いので先端を曲げるので精いっぱいです。
しかも曲げるには割と力がいります。
(以下、参考の動画なのですが、フライ返しの水滴が乾いた跡が汚くお見苦しいです、すみません、、、、)
フライパンに押し付けても先端のみ曲がっているのがわかっていただけるかと思います。
耐熱温度が高い!
シリコン製のフライ返しは耐熱温度が高いことも大きな特徴です。
先ほど紹介した通り、100均で多く販売されているナイロン製のフライ返しは、
基本的にシリコンよりも耐熱温度が低いです。
すぐに熱で溶けるようなことはありませんが、繰り返し使用していると徐々に先端が溶ける可能性は高いです。
下の写真は、我が家で使用してきたナイロン製のフライ返しです。
先端部分が溶けてデコボコしている状態が分かると思います。
それに対してシリコン製のフライ返しは、溶けるリスクは低い(※)ので、長い期間安心して使用できると思います!
(※)熱したフライパンの上に置きっぱなしにするような使い方をすると、溶ける可能性があるので注意しましょう。
なお、耐熱温度を比較してみると、、
・ダイソーのナイロン製フライ返し:180度
(ダイソーの複数あるナイロン製フライ返しのうちの1つを確認しましたのですべてがこの温度かどうかはわかりません)
・ダイソーのシリコン製フライ返し:230度
・OXO(オクソー)のシリコン製フライ返し:280度
上記の通り、ダイソーのシリコン製フライ返しの耐熱温度は、
ダイソーのナイロン製よりは高いですが、
OXOのシリコン製フライ返しよりは低いです。
ダイソーはご存じの安さなので耐熱温度が高い商品を作ることは難しかったのかなと推測しますが、
フライ返しの溶けにくさを重視する場合は、
100均ではなく、耐熱温度が高いシリコン製フライ返しを選ぶ方が確実です。
置くときにヘラ部分が台に着かない!
フライ返しを使用する際、途中で作業台に置きたいときが出てきますが
ダイソーのシリコンフライ返しには柄の中ほどに突起がついており、
台に置いたときに突起のおかげでヘラ部分が台から浮くようになっています。
調理途中でも気にせず台に置くことができるのはうれしい特徴です。
100均(ダイソー)のシリコン製フライ返しの使い勝手を確認!
実際にダイソーのシリコン製フライ返しを使ってみました。
定番の目玉焼きやハンバーグでは問題なくすくうことができます。
よくあるナイロン製フライ返しとの差を確認するために、返しにくい長芋を使って比較したのが以下の動画になります。
1.よくあるフライ返し
2.100均(ダイソー) シリコン製フライ返し
シリコン製は柔軟性があるのでナイロン製よりは食材をすくいやすいものかと思っていましたが
ダイソーの場合はヘッド部分が厚いためかシリコンの柔らかさがあまり感じられず、
ヘッドが薄いナイロンの方が食材をすくいやすいことがわかりました・・・
100均(ダイソー)のステンレス製フライ返し
それでは続いてダイソーのステンレス製フライ返しをご紹介します。
■100均(ダイソー)のステンレス製フライ返しの耐熱温度、サイズ
【耐熱温度】
全体がステンレスでできているため溶ける心配なし!
【長さ】30.3cm
耐熱温度が高い!
ステンレスは、ナイロン(約200℃)やシリコン(約230℃)よりもはるかに耐熱温度が高く、最低でも500℃くらいはあると言われています。
よって、普通に料理をする上では、溶ける心配をする必要はありません。
100均(ダイソー)のステンレス製フライ返しの使い勝手を確認!
実際にダイソーのステンレス製フライ返しを使ってみました。
ダイソーのステンレス製フライ返しはヘッド部が厚めで柔軟性は皆無のため
フライパンを傷つけないように気を付ける必要があります。
加えてヘッド部と柄の境目の角度が浅いため、フライ返しがフライパンの淵に当たりやすいです。
フライパンを傷つけないようにそっと使いたいものの
フライ返しがフライパンの淵に当たらないように調整をしつつ動かす必要があり
だいぶ気を使います。。。
長芋を使ってもう少し使い勝手を確認してみました。
持ち上げるまでにそこまで手間取っていないように見えるかもしれませんが、
フライパンを傷つけないようにフライ返しをそっと動かしているので時間はかかっています。。
角度をつけて動かせないのも使いづらいですね^^;
ちなみにOXO(オクソー)のステンレス製フライ返しの場合は、、
ダイソー商品と比べるものではないかもしれませんが、
ダイソーの半分の時間ですくうことができ、とってもスムーズです!
100均(ダイソー)のシリコン・ステンレス製フライ返しまとめ
以上、100均(ダイソー)のシリコン製フライ返し、ステンレス製フライ返しをご紹介しました。
改めて特徴をまとめます。
■ダイソー シリコン製フライ返しの特徴
- 耐熱温度が高いので溶ける心配が少ない
- 台に置くときにヘラ部分が台につかない構造になっている
- ヘッドがぶ厚く固いのでシリコンの柔軟性のメリットはあまり感じられない
■ダイソー ステンレス製フライ返しの特徴
- 溶ける心配をしなくてOK!
- フライ返しがフライパンの淵に当たりやすい
<ダイソーのフライ返しをつかってみて感じたこと>
シリコン製のフライ返しはヘッドがぶ厚く固いので、食材のすくいやすさはあまり感じられませんでした。
ステンレス製のフライ返しはフライパンの淵に当たりやすいところがよろしくないですね・・
ただでさえフライパンを傷つけまいと角度を気にして使いたいのに、淵に当たりやすいので動きが制限されてしまいます。
鉄製のフライパンや鉄板であればガシガシ使えるのでよいのかもしれませんね。
いずれにしてもやはりキッチンメーカーが出している商品の方が使いやすいと思いました。
以上、参考になれば幸いです。