たこ焼き器やフライパンに油を引く際には油引きがあると便利ですが、
キッチンペーパーでも代用できるため、わざわざ買うか悩んでいる方もいると思います。
そんな方は、まずお試しとして100均の油引きを使ってみてはいかがでしょうか。^^
特に綿タイプの油引きは、ハケを洗うことが難しいため、ハケ部分を買い替えるか使い捨てにすることになります。
100均の油引きであれば気軽に買い替えができるので、汚れることを気にせず使いやすいと思います。
今回は、ダイソーのシリコンタイプ、綿タイプの油引きを使ってみたので、それぞれの使い勝手や特徴についてご紹介します。
【100均の油引き】ダイソーのシリコン油引きの使い方、特徴
まずはダイソーのシリコンタイプの油引きについて紹介します。
容器とハケの2パーツのみのシンプルな作りです。
ハケは耐熱温度230度、食洗機利用可否についての記載はありませんでした。
オールシリコン製で耐熱温度は高いので問題ないようには思います。
いずれにしても、綿タイプと異なり何度も洗えるところがシリコンタイプの油引きのポイントですね。
油は、容器をさかさまにしたときに、ハケの間に空いている穴から出てくる仕組みです。
以下は実際にフライパンとたこ焼き器に油を引いてみた時の様子です。
■フライパンに油を引く様子
最初本体横を押すと多めの油が出てきました。
本体を押さなくてもさかさまにしているだけで油がポタポタと出てくるので
あんまり最初からたくさん油を引きすぎないように調整する必要がありそうです。
(※ポタポタと落ちてくる油だけでは時間がかかりそう)
また、ハケの幅は広くないので塗り広げるにはちょっと時間がかかります。
容器をさかさまにするだけで片手で油が引けるところはうれしいポイントです。
■たこ焼き器に油を引く様子
たこ焼き器に油を引く際は細めのハケが小回りが利いて使いやすいです。
ハケで油を引きながら、容器から油を出せるので、時短で油が引けて使い勝手良いなと感じました。
ただ、問題は使用後です・・・・。
■使用後
使用後、ハケが上になるように容器を置いていると
ハケに残っている油が容器に垂れてしまいました。。
2回目使用しようとしたときには容器の周りが油まみれでした。
毎回使用するたびにキッチンペーパーでハケを拭いてみたらマシかもしれませんが
ハケが上になる向きで置く+油が垂れるのを止める(留める)機能がないので
容器が油まみれになるのは避けられないように思いました。。。
使用中のハケとしての使用感は悪くないものの、
容器を置いておく(保管する)際の使い勝手が悪く、
あまり人にはおすすめできないかなーと思いました。
シリコンタイプの油引きは以下の記事でおすすめ商品を紹介しています。
シリコンタイプの油引きが気になる方はぜひ読んでみてくださいね^^
>> シリコンの油引きは洗える所が◎!たこ焼きのときに使ってみて!
【100均の油引き】ダイソーの綿タイプ油引きの使い方、特徴
続いてダイソーの綿タイプの油引きを紹介します。
こちらの油引きの第一印象としては、全体的に結構安っぽい素材で軽いと感じましたが、
見た目の安っぽさとは裏腹に、機能性のある作りになっているなと思いました。
特に機能性があると思ったのが以下の3点です。
- 蓋付きで保管時にホコリが入らないようになっている
- ハケの長さが調節できるようになっている
- ハケにつける油の量を調整できるよう、容器の底にバネのついたプレートがついている
100均(ダイソー)の油引きであれば最低限容器とハケがついていれば十分だと思っていたので
使い勝手も考えられた機能が付いているのは素晴らしいなと思いました。
これらの機能が実際に使いやすい・良いものなのかどうかも含めて、使い勝手を紹介したいと思います。
■蓋について
フタといってものせるだけなので、ロックはできません。
容器ごと倒れた場合はフタが外れたり、中身がこぼれてしまう可能性があります。
ただ、ハケの長さを一番長くしていても蓋に収まりますので、使用後そのまま保管しやすいと思いました。
■ハケの長さの調節について
持ち手横の溝を利用してハケの長さが調節できます。
ピンポイントで塗りたい場所がある、小回りの利く状態にしたい場合はハケの長さを短くし、
広い面に手早く塗りたい場合やたこ焼き器などの少し深めのところに油を引く必要がある場合はハケの長さを長くするなどして
用途によってハケの長さを調節して利用できます。
■容器の底にあるバネのついたプレートについて
ハケにつける油の量を調整するために、
容器の底にバネのついたプレートがついています。
あらかじめ容器底のプレートがうまるかうまらないかくらいの深さに油を入れ、
油引きを容器に入れて下に向かって押すと、押したときの力加減によって油をつける量を調整できます。
また、容器に入れる油の量をプレートよりも下にしておくと、
ハケに油がつかない状態で保管することができます。
以下の動画は、プレートよりも下になるように油を入れてハケに油をつける様子です。
■そのほかの特徴、使用感について
パーツは蓋、容器、油引きの3点セットです。
その中でも容器はさらに分解できます。
(※写真ではくっついているプレートとバネも分解できます。写真を撮るときには気づいていませんでした。。。)
パーツをそれぞれ分けることができるため、くっついているよりは洗いやすいと思います。
とはいえパーツが多くそれぞれデコボコしているのでお手入れしやすいとはいいがたいですね。。。
ほとんどがプラスチックでできているので、食洗機は使用不可です。
なお、交換用のハケ2本入りが別売りされているため、ハケが汚れたら買い替えることも可能です。
(100均なので本体ごと買い替えるでも良い気はしますが・・・)
それでは実際にフライパンとたこ焼き器にひいてみたときの様子を紹介します。
■フライパンに油を引く様子
ダイソーの油引きはコンパクトなサイズですが、
やはり綿タイプのハケは油をしっかりと含むのでコンパクトな油引きでも十分に素早く油を引くことができます。
ハケが油をしっかりと含んでいる=容器からフライパンに移動するときもハケから油が垂れにくいことにもつながるので、これもうれしいポイントです。
■たこ焼き器に油を引く様子
見ていただいたらわかると思いますが、とてもスピーディーに油が引けます。
綿タイプの油引き、お手入れのことを無視すればすごく使いやすいです・・!
油引きを使ってみたい方には、ダイソーの綿タイプの油引きは結構おすすめです。
【まとめ】100均(ダイソー)の油引きはおすすめできる?
最後に100均(ダイソー)の油引きのシリコンタイプと綿タイプそれぞれの特徴をまとめます。
■シリコンタイプ
- ◎:容器をさかさまにするだけで油が引けるため利便性よし
- ◎:ハケ部分が長いため、たこ焼き器など小さく深い場所にも油を引きやすい
- ◎:洗えるので汚れを気にする必要なし
- △:使用後、ハケから油が垂れて容器が油まみれになりやすい
■綿タイプ
- ◎:ハケが油をしっかり含むのでとにかく油を引きやすい
- ◎:ハケの長さを調節できる、ハケにつける油の量を調節できる機能あり
- ◎:蓋つきのため出したまま保管できる
- ◎:油引き2本入りが別で売られているのでハケが汚れたら交換できる
- △:全体的に安っぽい(軽い)
- △:パーツが多くて洗う手間がかかる
- △:ハケのお手入れが難しい
以上、100均(ダイソー)の油引きを2種類ご紹介しました。
ダイソーの綿タイプの油引きは予想以上に油が引きやすく便利でしたので
油引きの購入を検討している方はぜひ候補にいれてみてください^^